“空飛ぶクルマ”は、人の移動や物流の概念を大きく変え、人々の生活や地域に新たな価値と活力をもたらす可能性を秘めています。4社は、今回の試験飛行の経験を活かし、今後とも“空飛ぶクルマ”の社会実装に貢献して参ります。空白空白
(2)今回実施した試験飛行の概要
今回の試験飛行は、沖縄県内、かつ、離島をフィールドとしたものとしては国内初の取り組みです。さらに、海上の2地点間飛行も国内初(アジアでも初)となります。従来までの飛行試験は、限定的なエリアの中で実施されてきましたが、今回の試験飛行は、離島などにおける本格実装に向けた一歩となるものと考えます。
<今回の試験飛行の特徴>
・沖縄県内では初の飛行
・国内初の取り組み内容 離島をフィールドとしたもの、海上の2地点間を飛行するもの
・飛行経路延長 片道約1km(国内過去最長)
(3)試験飛行において検証した事項
今回の試験飛行を通して、4社は、今後の本格的な社会実装に向け、以下の事項を検証しました。
・海上を含む2地点間飛行を行った際の運用上の課題等を把握すること。
・”空飛ぶクルマ”の離着陸場の計画、設計に関する知見を得ること。
・”空飛ぶクルマ”の離着陸場の運用を検討するに必要となるデータを取得し、課題を把握すること。
・”空飛ぶクルマ”の環境負荷(騒音等)を把握すること。
・”空飛ぶクルマ”の導入による社会的効果を試算すること。
(4)今後の展開
本試験飛行で得た知見を活かし、全国各地で実証実験の実施や商用運航の可能性を検討していく等、空飛ぶクルマの社会実装を通して、日本が抱える社会課題の改善・解決や新たな価値の創出を目指してまいります。
株式会社日本空港コンサルタンツ | プロジェクト全体取りまとめ 空域設計 離着陸場の仕様検討・設計(灯火を含む) |
株式会社建設技術研究所 | 空飛ぶクルマのビジネスモデル検討 空飛ぶクルマの飛行に際しての騒音、風速の計測・評価 空飛ぶクルマの社会的効果の試算 |
空港施設株式会社 | 離着陸場の運営・運用に関する検討 付帯施設・設備に関する運用検討 |
株式会社AirX | 空飛ぶクルマの機材提供 運航および安全のオペレーション 予約システム及びチェックインシステムの検討 |